こんにちは、『さんぽうよし農園』の人です。
農園の人ですが、まだ開業していません。
現在は農大で研修中です。
ちなみに現役大学生の頃は分子生物学を専攻していました。
そんなわけで、今日は「細菌」の話を少々。
地球上に存在する菌は数えきれないほどあり、人類が発見した菌でも培養できるのは発見した菌の数%ほどです。
そんな菌類ですが、我々が見えないところで血で血を洗うような争いを繰り広げています。
例えば、世界初の抗生物質ペニシリンは青カビが他の菌を殺すために分泌したものです。
水分やら温度やらpHやら浸透圧やら、様々な環境で、最も適合した菌が生き残るという具合です。
つまり
環境が合わなければ菌は増えません。
砂漠で稲作ができないように、熱帯雨林でサボテンが腐るように、菌にも最適な環境があります。
ぬか漬けを作ったことがある方はご存じでしょうが、ぬか床は毎日混ぜないといけません。
あれは、ぬか漬けに必要な菌がよく繁殖する環境づくりをしているわけです。
要するに
菌をぶち込むより、菌が育つ環境作りの方が大切です