物語を付加価値に
こんばんは『さんぽうよし農園』の人です。
変な時間に寝てしまったら変な時間に目覚めてしまいました。
日付は変わってしまいましたが9日(金)は実習でハウスのトウモロコシの撤去を行いました。
露地ではこれからというときに、ハウスでは後片付けの段階です。
ビニールハウスの加温ってやっぱりすごいもんなんだなあと思ったりします。
上記のような話は、トウモロコシを買うときの付加価値に成りはしないでしょうか?
農大での直売では、生産物についてお客さんからの質問に答えたりなどしています。
なんなら、こちらから「さっき獲ったばかりの品です」などと声かけをしたりもします。
こういった会話は付加価値と言えるのではないでしょうか?
学校の直売なので「安くて安全」と言うイメージもありますが、シニア世代のお客様方と生産物について話をすると意外なところに感心してくれたりします。
授業では農産物に付加価値を付けて販売することの大切さが度々教えられます。
1次産業(生産)×2次産業(加工)×3次産業(販売)=6次産業といった、生産→商品化→販売の流れで付加価値を付けて、他の商品との差別化を図るなどの方法を学びました。
しかし、実際にこれらの業務を行うには人員とコストが必要になります。
そこで、各段階で誰がどのように作ったのかを知ることができ、場合によっては連絡を取り合ったり畑の見学なども受け入れられたのならば、それは付加価値と呼べるのではないでしょうか。
テレビ番組の「情熱大陸」や「プロフェッショナル仕事の流儀」のような超一流の人々ではなくとも、仕事には表に出ない様々な物語があると思います。
そんな物語を可視化できれば物語は付加価値と呼べるんじゃないでしょうか?
私自身は友人知人の仕事に関する様々な話を聞くのが好きなのですが、そういった話は物語として一定の層に需要があるのではないかと思っています。
その一定層がどの程度の規模かはわかりませんが、自分と同じような方向の興味がある方とは良いお付き合いが出来そうです。
何ならそのお客さんの仕事にどのような物語があるのか伺ってみたいくらいです。
深夜のテンションで長々と書きましたが、安心安全で『物語』が見える農業をやっていきたい所存です。